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個人で行う職場での備え

まずは、お勤めの会社の防災対策がどのようなものなのかを確認しましょう。会社によって対策内容は異なりますが、一般的には以下の内容が網羅されています。

・避難経路・避難場所の確認
・非常用食料・飲料の備蓄
・応急処置用品の備蓄
・防災訓練の実施
・BCP（事業継続計画）の作成

これらの内容を把握し、必要に応じて、個人で補うようにしましょう。また、可能ならば、会社側に改善を提案することも検討しましょう。

職場の防災体制が万全であっても、個人が何も準備していない状況では、十分な安全確保は難しいと言えます。そこで、以下のような個人用の防災用品を準備しておくことが重要です。

・徒歩で帰宅する場合：スニーカー等の歩きやすい靴、レインコート、コンパクトなリュックサック、帰宅支援マップ等
・職場で寝泊まりする場合：下着、季節に応じた上下着替え、ブランケット、からだ用ウェットシート、歯磨きセット等

職場の建物構造や周辺環境を把握し、複数の避難経路を確認しておきましょう。また、各避難場所までの距離や、安全な移動方法なども確認しておくことが重要です。

さらに、災害発生時の状況によって、適切な避難場所を選択できるよう、複数の候補地を把握しておくことも重要です。

災害発生時に家族と連絡が取れなくなる可能性があります。そのため、事前に連絡方法を決めておくことが重要です。

例えば、スマートフォンが使えない場合は、公衆電話から災害伝言板ダイヤルを使うなど、複数の方法を準備しておきましょう。

会社で定期的に実施される防災訓練には必ず参加しましょう。訓練を通じて、避難経路や避難方法を実際に確認することで、いざという時にスムーズに行動することができます。